渡邉美樹さんは、本はたくさん読ませていただいて、とても誠実な情熱的な人だという印象を持っていたし、テレビでお顔を拝見したこともあったが、実際に、生で拝見するのは初めてでとても楽しみだった。
1時間きっかりの講演は、本で読んで知っている内容もあったが、やはり熱がこもっていて、実際に聞くことで、発見することが多くあった。
しかし圧巻は、質疑応答の時間だった。私が聞いていて、「ちょっと自己アピールが入っていませんか?」的な内容の質問に対しても、ものすごく誠実に丁寧に正直に答えていく。
その中で、とても答えるのが難しい質問があった。その時に、何度も、「難しいね…」と言いながらも、「やりたくなかったら、やらなくっていいんじゃない」というアドバイスというかメッセージを与えていた。これは、今の私にとって、衝撃的な言葉だった。一体どれだけ多くのことを、義務感からやっているのかということを、そして、それをおかしいと思わなくなってきている自分に、いやというほどに気づかされた言葉だった。
私も昔、持っていたはずの、「この世のみんなが幸せに生きられるようになったらいいのに」という夢を本気で実現しようとしている渡邉さんを前に、自分は本気でコミットしてないな、逃げてるなと認めないわけにはいかなかった。「熱い心を思いをありがとう」と言いたい、ありがたい2時間のプレゼントだった。
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