2009年8月6日木曜日

SID[Zero]に参加して

昨日、SID(Social Innovation Dialogue)の立ち上げの会合に参加した。吉村春美さんが代表になっている会だ。ワールド・カフェ・ダイアローグというのがどういうものかも分からず、場違いな気持ちもあったが、とりあえず、テーマに引かれて参加してみることにした。

最初に、吉村さんからなぜこういう会を開こうとしたのかという、話があり、その後、いよいよワールド・カフェ・ダイアローグを体験することになった。

1テーブルに4~5人の人が座って、ある「問い」(お題)に基づいて、自由に自分のその場で感じていることを話していくというスタイルである。机の上には、模造紙とマジックペンがあって、自由に気にかかった言葉などを、マインドマップのようなスタイルで、メモしていく。

20分くらいを1ラウンドで、終わると、席替えがあって、全部で合計3ラウンド、テーマについて話をした。昨日のテーマは、「自分の人生で、最初の一歩を踏み出したときのことを思ってみる」というものと、「自分の小さな一歩が小さな革命につながっていくために、必要なもの」というようなお題で、それについて、ほとんど初対面の人と話をした。

私自身、場を作ることには興味があって、色々な試みをしているが、このスタイルだと、どうしても言葉や「頭(思考)」に偏ってしまうという限界を感じた。ある場所で刺激を受けてその刺激に基づいて、自分の場所で色々と行動していけるような、発信型の人にとってはとても面白い形式な気がするが、問題をグループという場を通じて深めていきたいという、内向きな人には正直、結構チャレンジングな場の作り方ではないかと思った。

また、集まってくるメンバーも会を重ねるごとに変化していくのかもしれないが、世代(年代)ごとに抱えている問題や問題意識がずれるのを、どのように、生産的なダイアローグにしていくのかという問いを与えてもらった。

ただ、自分が興味をもっていることを、実際にこのような形で実践している人たちがたくさんいることに、大いに感銘を受けた。自分もできることから初めていかなくちゃいけないという刺激をもらって、こうして、ブログを始めてみることにした。これだけの成果でも参加してよかったと言えるかも。

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