2011年6月14日火曜日

『キネマの神様』(原田マハ)を読みました。

ミクシィのマイミクの友人のオススメにあった、原田マハさんの『キネマの神様』を読みました。私自身は映画好きというには程遠く、本を読むほどに映画を観ることはないのですが、この小説は涙なくしては読めませんでした。

自分の好きなことを追い求めて行った時に、その波紋として生じてくる、人と人とのつながりの不思議さというものに改めて気づかせてもらい、原田さんの他の作品も読んでみたくなりました。

2011年6月7日火曜日

2011年度 ホリスティック教育研究大会に参加しました

6月4日(土)、5日(日)に東京学芸大学で行われた、2011年度ホリスティック教育研究大会に参加してきました。

今回の大会のテーマは、教育における<つながり>の意味を問う―持続可能な未来へのアプローチ―でした。初日には、NPO懐かしい未来の鎌田陽司さんが作られた、映画「懐かしい未来:ラダックに学ぶこと」の短く編集されたバージョンを見たり、千葉大で公共哲学を研究している小林正弥さんの講演を聞いたりする機会が用意されていました。

私の興味のあることに引きつけて表現するならば、「新しい共同体」というものをどのように模索していくのかということを、持続可能な未来という観点から、模索していく試みでした。参加していた人の多くが、同じような関心をもちながら、色々と試みていることを知り、とても勇気づけられました。

二日目は、午前中が分科会に分かれてのレポート発表で、午後はワークショップがありました。午後に私が参加したのは、「ライフヒストリー 曼荼羅図でふり返る自分史」というワークショップでした。成田喜一郎さんと三田地真実さんのお二人が、自分たちで開発された曼荼羅図を使って、自分の人生を振り返り、それを、参加者同士で共有していくという形のワークショップでした。

私自身が、いつもバイオグラフィーワークで同じようなワークを繰り返していることもあって、自分がしていることを客観的に見るいい機会になりました。曼荼羅図の持つパワーのようなものには本当に関心しましたし、つながりを見つけるワークや、自分を振り返るワークを大切に思っている、必要としている人がたくさんいるということにあらためて気がつくいいチャンスを与えてもらいました。

それ以外に、懐かしい出会いや、素敵な新しい出会いにも恵まれ、とても充実した週末になりました。たくさん名刺を配る中で、自分のブログも更新しないと、恥ずかしいという気持ちになりましたし、バイオグラフィーワークのことも少しずつ、書きためていかないといけないと考えて、こうしてドロナワ式に、ブログを更新してみました。お勧め本の紹介なども含めて、もう少しマメに更新していきます。





2009年10月27日火曜日

中島淳一『砂漠の商人』の一人芝居を観劇して

中島淳一さんの『砂漠の商人―ゲッセマネの約束―』を銀座みゆき館劇場にて観劇しました。「キリストと同時代に生き、ローマ帝国の商人を凌ぐ大商人となる事を夢みた石工職人の息子ダニエルが商人になるまでの波乱に満ちた旅路、出会いの神秘を熱情をこめて語る」とちらしに書いてありますが、中島淳一さんの劇ですから当然「一人芝居」で、一人で、少なくとも、5~6人の人物(若者時代と老年時代の切り替えも含めて)をテンポよく切り替えて演じていました。毎回感じるのですが、中島さんの声が本当に深みがあってすばらしいです。

今回は、銀座のみゆき館劇場(初めてお邪魔しました)という舞台の客席との近さもあり、いつもの池袋芸術劇場の芝居以上に、中島さんの熱を直接に感じられました。

二部は、メイクを落としてのいつもの漫談スタイルのお話しでしたが、これも客席を見て、お話の内容を変えるのだと思いますが、とても親しい人相手にリラックスした語りをしているように感じられました。

今日(1028日が楽日の2日公演です)の後は、来年4月上旬に「卑弥呼」を演目にして芸術劇場でまた一人芝居をやるそうです。今からとても楽しみです。

 今回、特に良かったのは、最後の方で、「汝の敵を祝福せよ」という言葉でした。愛せではなく、祝福せよという訳がよかったです。また、行動がなかなかできない私には、「今日の行動が未来の予言となる」という言葉は改めて、日々の行動の大切さを思い出させていただいた気分です。元気をいただきました。

2009年10月5日月曜日

講演会とセミナー

10月3日(土)、4日(日)の午後、キリスト者共同体主催の、ミヒャエル・デーブスさんの講演会「誕生の秘密・死の秘密-人生に働くキリストの力」に参加してきました。テーマがバイオグラフィーに関するものだったので、とても期待が大きかったのですが、その期待を裏切らないすばらしい講演会になりました。講演もすばらしかったし、通訳の香川さんの通訳も最高でした。

内容的には知っていることが多かったです。しかし、やはり自分の知っていると思っていることを、他の人に思い出させてもらうことは、本当に素晴らしいことでだと実感しました。

一番、繰り返し聞かせてもらって、心に残っていることは、「すべてやりとげた決心は私の自我を強めます。すべてやりとげられなかった決心は私の自我を弱めます」という言葉です。つまり、「必ずやりとげられること以外には決心すべきてはない」ということ、決心の内容はどうでもいいから、決めたことをやりぬくことが大切だという話でした。

簡単に決めてしまって、いつの間にか、自然消滅している自分との約束の多さに、自分の自我が弱いのはそのせいかと思い当たってどきっとしました。

もう一つは、「自由というのは、自分でやると言ったことの帰結(結果)に対して自分で責任を取る(担う)ということだ」という言葉です。私はなんて不自由なんだろうと思いました。

4日(日)の午前中は、第4回バッチフラワーシンポジウム2009「バッチフラワーレメディとコミュニケーション」というシンポジウムに参加しました。バイオグラフィーワーカーでバッチのプラクティショナーをしている名古屋の中村かをるさんに招待していただきました。私はバッチフラワーレメディやバッチ博士の哲学にはとても興味がありますが、コースはまだレベル1しか終わっていません。

会場は赤坂見附の駅から坂を上がって、日比谷高校の横にあったのですが、初めて見た日比谷高校の雰囲気に感動しました。会場に集まっていたバッチのプラクティショナーの人たちの明るい健康的な雰囲気もよかったです。

「今、ここ」、「感情」に焦点を当てる、バッチのシンプルに見えるけれどもものすごい深い哲学が、今多くの人をひきつけているのだろうとあらためて感じました。私がバイオグラフィカルカウンセリングのトレーニングで学んだ「ダイアローグ」というのがまさに、「今、ここで何を感じているのか」がエッセンスなので、共通性がはっきり見えてうれしく思いました。

2009年9月27日日曜日

最近読んだ本


図書館から借りて読んだ2冊の本の紹介。

どちらも、教育の本ではないが、教育にとって大きな示唆がある本である。

1冊目は、最近出版された本。

希一郎『僕がワイナリーをつくった理由』(ダイヤモンド社、1500

新潟のワイナリー・カーブ・ドッチのオーナーの話。

  ワイン作りでも、ソーセージ作りでも、①いい原材料を使い、②製造スペースは常に清潔に保ち、③製品は広範囲に流通させないというくだりが、とても面白かった。人づくりでも全く同じことが いえると思う。

ニューズレター「わいんのひとりごと」を使っての仲間(応援団)づくりの話もものすごく参考になった。43歳から夢を追いかけ始めたというのも、その勇気にエネルギーをもらった。

ヴィジョンをしっかり持っている(実際にドイツのワイナリーやアメリカのナパのワイナリーなどを見て研究しているのがその助けになっている)のがすごい。そのために、自分のポリシーを守ることができる。例えば、「誰にでも愛されようと万人受けを目指すと、それ自体やがて個性を失います。」「1割の理解者がいれば、僕は十分なのです」という言葉は重い。子どもは半完成品というドイツ人のような見方も、すごく新鮮な気持ちだった。大人の学びを目指している私も参考にしたいところである。

いつか自分の道に迷ったときに、再読したい本である。

2冊目は、かなり前に出版された本。

横内祐一郎『運を摑む』(学習研究社、1500)

  エレキギターで有名な会社フジゲン(富士弦楽器製造)の会長さんのお話。

  人を育てるという観点からも、壁にぶつかった時に、そこを突き進む力という点からもものすごく勉強になる。アメリカに英語がほとんどしゃべれずに下り立って、ギターを売るところはすごいの一言。結局、何をしていても、それを通じて人間性を向上させる、進化するというところにつきる。

2009年9月23日水曜日

バイオグラフィーワークショップ@まどか園その2


画像を載せるのがまだうまく行かないので、変な感じになっているかもしれません。

バイオグラフィーワークショップ@まどか園




シルバーウィークの中、22日に、まどか園にて、2度目になるバイオグラフィーのワークショップを行いました。前回は最初のワークショップということもあり、6人の参加で、第1・7年期(0-7歳)について行いました。今回は、第2・7年期(7-14歳)をテーマにして、9名に増えた参加者とともに2時間のワークショップでした。

最初に、「すずむし」の歌を歌った後で、4つの気質を意識して、ゲーム的な活動を行いました。
次に、12歳の時に、どこの場所にいてどんな活動が好きだったか、そして、その時に持っていた夢をシェアしました。
それから、3人のグループで、赤、黄、青の3色を使って(一応、四気質のうちの3つの色を意識しました)ソーシャルペインティングのエクササイズを行いました。これがなかなか素敵な作品に仕上がったので、もし画像をアップできるようなら載せたいと思っています。
最後に、9歳のルビコン川をわたる経験(私は私と気づいた瞬間)についての絵を描いてもらって、グループでシェアをしました。

初めての参加の人もいましたが、いい雰囲気で終われたと思います。どうしても、たくさんのことをやりたいと思ってしまって、一つひとつのワークにじっくりと時間を取れていないというのが反省点です。

次回は11月22日に第3・7年期をテーマに3回目のワークを行う予定にしています。

ここのところ、なかなかブログが更新できていなかったのですが、今日は書けてほっとしています。
(文体を忘れてしまって、「ですます」体で書いてしまいましたがこちらの方が書きやすい気もします)。